余り粘土で小物作り

登り窯で大物を作った後の余り粘土で小物作り。 いつものパターンで箸置きやオブジェを作ってみました。ネコの箸置きは白猫のつもりだったんですが、粘土が黒系だったせいか,白い釉薬が透けぎみのなったので、グレーぽいネコになってしまいました。 ハロウィンカボチャも同じ釉薬のはずなんですが、随分色味が違いますね。でき上がったときはあれっ釉薬変えたんだっけと思いました。

2023秋の登り窯作品

2023年秋の登り窯作品が仕上がって来ました。

春の登り窯では時間切れで作れなかった黒御影粘土の大深鉢です。 唐津釉で青白狙いってうまく出ました。白い大きな点々は白結晶釉をたらしてます。 縁は化粧土を巻いてますね。

古信楽粘土の七角皿。 こいつは石膏型をつくって2種類仕上げました。 ベタ底仕上げで、黄瀬戸釉+織部バージョンと、付け高台ありの辰砂釉バージョンです。辰砂は良い感じに朱が出ましたね。 型でたたら作りだったので、七角微妙に歪んじゃいましたね。

こっちも、型から作った八角皿。 半磁器粘土に青磁釉です。辺のゆがみは目立たないですが、高さ方向で広がりのゆがみが出てしまいましたが、全落ちしなかったので御の字ですね。

陶芸用の型作り

陶芸教室でたたらで皿を作ろうと思い型を作りました。 教室にもいくつか石膏型がありますが、作りたい物に近い感じの物が無かったので型を自作して持ち込むことにしました。 最初は簡単に作ろうと言うことでスタイロフォームを使いました。 画材店でスタイロフォームを仕入れてきて、PCで引いた図面を印刷してスタイロフォームに書き写して、大ざっぱなカタチをスチロールカッターで切り出してから,後はナイフとヤスリで成型です。最初の切り出しで切りすぎた処や、作業中にミスった部分は切り欠けをボンドで貼ったり、パテ埋めして成型してます。 ことときスタイロフォーム瞬間接着剤で接着しようとしたんですが、これはダメです溶けました。木工ボンドでやるのが正解でした。

3つの型を作って教室に持ち込んで、さっそく皿を作ってみたんですが、使った粘土の状態もあるかも知れませんが、八角形の皿はうまく型抜きが出来たのですが、七角形の皿はなかなか型から外せなくて、がんばって外したら、粘土がまだ柔らかく、皿がつぶれてしまいました。 教室の先生よると吸湿性のない型だと、粘土が固まりにくい、形状によっては粘土の収縮でうまく外せなくなるとこと。 確かにわたしの型はかぶせの部分があるし、スタイロフォームの表面が荒れるの嫌だったので、水溶きボンドで表面コーティングしてあったので吸湿性は皆無の状態でした。 やっぱり型は石膏が一番いいとのことだったので、石膏で型を作り直すことにしました。

スタイロフォームではそのまま型を削り出しましたが、石膏は雌型をつくって流しこむ必要があります。ということで、スタイロフォーム型を雄型にして、油粘土で雌型をつくりました。 手持ちの油粘土はかなり放置状態だったので固くなっていてすぐには使えない状態でした。いったん湯煎をして腕が痛くなるまで練り直しが必要でした。

石膏型は粘土の練り直し意外はすんなり出来たのですが、粘土型の荒れとかが写し取られているので綺麗に表面処理が必要です。 スタイロフォームと同じ調子でヤスリで仕上げようとしましたが、直ぐ目詰まりして全然作業が進まない。いろいろ試行錯誤したんですが、平面見るのに使っていた金尺で削ったら、平面出しが一気に出来ることに気がつき後は、スムーズに仕上げが出来ました。石膏の仕上げは刃物の方がいいみたいですね。

で,昨日新しい型で七角皿に再び挑戦し、うまいことできました。 ただ、型作って中2日で、途中台風もあり乾燥が不十分なまま陶芸教室だったので、つづけて皿2枚つくったのですが2枚目は吸湿があまり進まなかったのかちょっとだけ型抜きに手間かかりました。十分乾燥してからまた皿を作るかは今回の皿の仕上がり見てからですかね。

2023 春の登り窯作品ができ上がってきました。

2023春の登り窯作品ができ上がってきました。 今回は焼き締めの皿とリム付の鉢の二種です。 本当は鉢はもう一回り大きな物を作るつもりでしたが焼成のスケジュール間違えていて、期限に間に合わないと言うことで製作断念しました。

両方とも黒御影粘土で焼き締めの皿はたたらでつくって、青い化粧土で一珍で模様を入れてます。 リム付の皿はろくろで挽いて、唐津釉に白結晶釉をちょっと撒いてます。 唐津釉の青白が出るのを狙って、強調に白結晶釉としました。 青白は良い感じに出てますが、底が薄かったのか鉢の片方に亀裂が入ってしまったので、パテ埋めしてうるしで金蒔きに修繕しました。 趣が出たかも知れません。

大貫博之さん、彩時器の箸置き

行きつけの白土陶舎さん大貫博之氏の新作を見付けました。 ちょっと大きめの箸置きですが、食卓に華がでるねということで、桜と竹のデザインの物をゲット。 自宅には大貫博之氏の彩時器シリーズが結構溜まってきています。写真は飾り棚なのでここには並んでませんが、毎日使っているヘビロテコーヒーカップが、うちにやってきた最初の一品ですね。これも竹デザイン。ちなみにコーヒーカップは別デザインが後三つある。

スーパーの刺し身プラトレ−を再現してみたよ。

スーパーの刺し身のお造りのプラトレーがなんか,良い感じのデザインだったので、これをお手本にお皿を作ってみました。 最初、カタチだけを再現するつもりだったので、トレーそのもの型にしてたたら型押しし、付高台の皿を作りました。 釉薬はシンプルにしようかとも思ったんですが、やっぱり元のトレーの色感も再現することにしました。 施釉のパターンは茶系の釉薬に白い釉薬をスパッタリングかなと思ったんです、陶芸教室の先生に確認ところ、オニイタのした絵の具の上に松灰釉を霧吹きで吹きつけると、松灰釉がかかったところのオニイタが透けて粘土の地色が出るとのことでした。 ちょうど粘土が萩粘土だったので、多分色がでるよと事だったのでチャレンジしてみました。 松灰釉の掛かり具合がわかり難かったので焼き上がりが心配でしたが、ちかい感じに出来た感じ。 もう少したくさん松灰掛けても良かったかも知れません。

いつもは色を重ねる発想敷かなかったので、重ねると透明になるやり方は全然知りませんでした。登り窯とかだとオニイタだけ掛けて焼くと薪の灰が被って同じ様な感じになるとのことだったので、春の登り窯でチャレンジしてみようかなと思ってます。

卯の置物と一輪挿しが出来たよ

今年最後の焼き上がりは、干支の置物と一輪挿しです。 毎年年末に向けて干支の置物を作っていますが、始めた頃に比べてだんだんと大きな物になってますね。 最初はガシャポンフィギュアくらいの3,4センチで作っていたんですが、いまでは 1/144のガンプラサイズになっているかも。 置き場に困るくらいです。だいたいデザインは市販の物を参考にさせていただくのですが、縁起物的な意匠が入ってないので単体だと干支の置物? って感じになってますね。今年は奥さんの要望で垂れ耳のウサギがいいということだったのでロップイヤーとか言うウサギをモチーフにしてみました。 残り物の赤系の土で作ったので、立っている方は白系の釉薬使ったんですが、結構透けてしまい、白うさぎにはなりませんでしたね。

2022秋の登り窯作品

秋の登り窯作品ができ上がってきました。 今回は楕円の皿をいくつか焼いています。 ろくろで挽いた丸い皿を柔らかいうちに厚紙で作った楕円の型に添わせて変形させてます。 大きい皿は用意した型より大きく造り過ぎちゃったので、目分量で変型させたので若干いびつです。 ま、これも味ということでOKです。

釉薬は小型の物は瑠璃と織部だったと思います。 掛け分けして真ん中は無釉で焼き締め灰被りをねらってます。結構良い感じに出来たんじゃないでしょうか? 大皿の方は辰砂ですが、あまり発色しませんでしたね。土が暗めだったので地味目です。こちらも無釉の部分をつくって焼き締めにしてます。外側は良い感じですね。

さて,問題は置き場です。すでに食器棚があふれていて、「置き場はちゃんと考えてね」と家族に言われてます。