








耐熱粘土で直火にかけられる皿を幾つか作ってみました。 取手付きの角皿と深めの皿2点。 角皿は乳白釉と織部釉の掛け分け、まる皿はそれぞれ瑠璃釉とあめ釉をベースに白結晶釉をアクセントに掛け流しています。直火もオーブンもOKなんで、アヒージョ、グラタ、ドリアでも作ってみますかね。
2025年もすでに成人式を越えてしまいましたが、今年も恒例の干支の置物が焼き上がってきたので新年のご挨拶です。
去年の辰はリアル至高の仕上げでしたが、今年の干支の巳をリアルにするのはちょっと気が引けたのでかわいい目をねらったラインアップで仕上げました。 左からつちのこ、白へび、紅へびって感じです。しろへびさんには水晶玉を飾り付けて見ました。
秋の登り窯焼成作品ができ上がってきました。 今回は3作品、扇型の鉢と足付き皿と磁器の鉢です。 扇型の物はスーパーで買ったお造りが盛ってあった発泡トレイを元にした型で作っています。鉢の方は黒御影土に白い象嵌をして唐津釉を掛けています。 足付き皿は萩粘土に萩釉、辰砂をかけ分けて半分は焼き締めしています。 唐津釉は青白を期待したけど、余りでませんでした。 萩釉は貫入狙いです。貫入は入っていますが、ちょっと写真では分り憎いですね。 呉須絵の鉢は結構がんばって絵を入れました。 新品なのに焼き上がりが年期が入った感じになっていておもしろい出来です。
今回の登り窯は薪が雨に打たれて湿ってしまい、窯の温度が上がらなかったそうです。 窯は複数の部屋に分かれているんですが、一つの部屋は生焼けになってしまい、窯焚きをやり直すとのこと、次回は春先の実施のため窯に入れたまま年越しするそうです。 幸い,わたしの作品は年越しせずにすんだようです。
磁器粘土で変わったカタチのタンブラーを作ってみました。 ろくろでまっすぐに引いたタンブラーの脇に切れ込みをいれて、粘土を抜いて詰めて変型させています。取手を付けてカップに仕立てようと思っていたのですが、調子にのって2個作ったら粘土が足りなくなってしまったので、取手無しのタンブラーとして完成させてます。
磁器粘土なので絵付けにがんばろうと思っていたのですが、良い図案が浮かばず行き当たりばったりな絵付けになってしまいました。 色絵具は濃いめに付けすぎたところ在ったので釉薬が縮れちゃうかなと思ってましたが問題なく仕上がって、ほっとしました。
色つきのタンブラーですが、底が薄くて素焼き時にひびがはいっていたので、釉薬濃いめに描けて埋まるかなと期待したのですが、ヒビはふさがらなかったので、パテ埋め、漆塗りで繕ってます。
磁器 八角リム小皿。 最近は 春の登り窯でアジサイ柄の磁器を作っって以来、いろいろ絵付けにチャレンジしてます。今回は,色絵具で朝顔描いてみましたが、なんか花がむらむらですね。 絵具を 重ねすぎると釉薬はじくので、遠慮がちに色付けたんですが、なんか微妙。呉須絵の方も、線がむらむらで均一感がないですね。 描いているときも一筆でえいっとやる感じじゃなくて、何度も筆置いちゃったし、薄そうな処あとから呉須足しちゃったのがてきめんにでてますね。 味があるといえばそうなんだけど、やりたいことが出来てなくて研究課題まだまだあります。
春の登り窯作品の磁器リム付深鉢ですが、乾燥時にリムの部分が割れてしまい、いったんドベで接合修理をしていました。 素焼き時にくっついたままだったので、本焼もうまくいってくれるかなと思っていましたが残念ながら,大きな割れは焼成に耐えられなかったようでばらばらになって焼き上がってきました。 幸いパーツはもとの器のカタチに復元可能な状態だったので、金継をして修復することにしました。
本格的に麦漆で接合もやれるんですが、時間がとにかくかかるので、最近はエポキシ接着剤とパテを使った簡易金継で済ましてます。 まず、パーツの断面をリューターで削ってバリ等をとって、エポキシ接着剤で張り合わせます。接着剤が硬化したら、はみ出した物をナイフやリューターで削ります。 次に大きな引けや、隙間を木工用のエポキシパテで埋め、硬化後またはみ出し部分を削り整えます。 全体的に綺麗な面ができたら、仕上げに漆をぬってます。 これも本漆でなくて新漆、いわゆる合成うるしです。 金粉蒔きではなくて、真鍮粉?で一応金色には仕上がってます。 エポキシ系を多用してますが、良く乾燥させ、直接口に入れることも無いので、これでよしとしています。 金撒きの部分は漆でなくて、陶芸用の上絵絵の具を使うことも在りますね。 絵の具の場合は乾燥後、オーブンで焼き付けをしています。