陶芸用の型作り

陶芸教室でたたらで皿を作ろうと思い型を作りました。 教室にもいくつか石膏型がありますが、作りたい物に近い感じの物が無かったので型を自作して持ち込むことにしました。 最初は簡単に作ろうと言うことでスタイロフォームを使いました。 画材店でスタイロフォームを仕入れてきて、PCで引いた図面を印刷してスタイロフォームに書き写して、大ざっぱなカタチをスチロールカッターで切り出してから,後はナイフとヤスリで成型です。最初の切り出しで切りすぎた処や、作業中にミスった部分は切り欠けをボンドで貼ったり、パテ埋めして成型してます。 ことときスタイロフォーム瞬間接着剤で接着しようとしたんですが、これはダメです溶けました。木工ボンドでやるのが正解でした。

3つの型を作って教室に持ち込んで、さっそく皿を作ってみたんですが、使った粘土の状態もあるかも知れませんが、八角形の皿はうまく型抜きが出来たのですが、七角形の皿はなかなか型から外せなくて、がんばって外したら、粘土がまだ柔らかく、皿がつぶれてしまいました。 教室の先生よると吸湿性のない型だと、粘土が固まりにくい、形状によっては粘土の収縮でうまく外せなくなるとこと。 確かにわたしの型はかぶせの部分があるし、スタイロフォームの表面が荒れるの嫌だったので、水溶きボンドで表面コーティングしてあったので吸湿性は皆無の状態でした。 やっぱり型は石膏が一番いいとのことだったので、石膏で型を作り直すことにしました。

スタイロフォームではそのまま型を削り出しましたが、石膏は雌型をつくって流しこむ必要があります。ということで、スタイロフォーム型を雄型にして、油粘土で雌型をつくりました。 手持ちの油粘土はかなり放置状態だったので固くなっていてすぐには使えない状態でした。いったん湯煎をして腕が痛くなるまで練り直しが必要でした。

石膏型は粘土の練り直し意外はすんなり出来たのですが、粘土型の荒れとかが写し取られているので綺麗に表面処理が必要です。 スタイロフォームと同じ調子でヤスリで仕上げようとしましたが、直ぐ目詰まりして全然作業が進まない。いろいろ試行錯誤したんですが、平面見るのに使っていた金尺で削ったら、平面出しが一気に出来ることに気がつき後は、スムーズに仕上げが出来ました。石膏の仕上げは刃物の方がいいみたいですね。

で,昨日新しい型で七角皿に再び挑戦し、うまいことできました。 ただ、型作って中2日で、途中台風もあり乾燥が不十分なまま陶芸教室だったので、つづけて皿2枚つくったのですが2枚目は吸湿があまり進まなかったのかちょっとだけ型抜きに手間かかりました。十分乾燥してからまた皿を作るかは今回の皿の仕上がり見てからですかね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です