大皿に挑戦

最近は陶芸で大皿にチャレンジしている。春の登窯で焼こうと思って今からコツコツと作っている。粘土も3キロ、4キロと増やして今までやったことない量で轆轤で大皿を引いいている。とりあえず轆轤のテーブルより大きなもの(多分40センチ越え位)をつくってみたけど、乾燥、素焼きと進むとどんどん縮んでいくんだろうね。最終的にどれくらいのサイズになるか気になるけど、完成は5月。結構先だなぁ。

金継

練り込みで作ったサラダボールですが、粘土の繋ぎが悪かったせいで盛大に隙間ができてしまい、水がダダ漏れ状態に仕上がってしまいました。そのため、隙間をコツコツと錆漆でうめて金継をする事にしました。隙間埋めは何とかやったのですが、金蒔きはこれまでの他の作品ではあまり良い色に仕上がらなかったので、今回は方法を変えて、金粉ではなく陶芸用のアクリル塗料を使う事にしました。塗料はお皿とかに絵を描く用のオーブンで焼き固める物で、食品が触れてもOKなやつです。乾燥した錆漆の上にアンダーコートを塗って、その上にゴールドを塗り150度のオーブンで30分程焼成。でき上がったあと水をはって漏水をチェックしましたが30分放置でも漏れなしでした。これで何とか使用できそうです。

今回陶芸用の塗料を初めて使ってみましたが、漆の様に乾燥の時間もかからないし、金粉より全然取り扱い易いし、小さなヒビ位なら塗料だけでもよさそうなので、かなり簡単にいろいろできる事が判りました。

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湯燗徳利

先週は登り窯作以外にもにもでき上がってきた作品がありました。ちょうど良い時期に湯燗徳利ができ上がってきました。器にお湯をはってそこに徳利いれておけば酒の燗ができるというわけです。徳利のお酒が無くなってくると、浮力で浮き上がってそれを知らせるなんて感じに使います。ちなみに一緒に写っている平杯は自作でなく購入したものです。本当はぐい飲みも一緒に作りたかったんですが、土が足りなくなっちゃってそこまで手が回りませんでした。ですので、徳利も微妙にちっちゃい感じ。でも一合弱は入ります。

でき上がって早速試したお酒は泉橋酒造の「秋とんぼ」。燗がおいしいお酒です。実を言うとこの夏に同じ泉橋の「夏やご」というお酒を飲んで、いろいろ調べていた時に、燗徳利の存在を知って真似して見たという訳なんですね。こんな感じで最近は良い焼き物を見つけると買う前に自分で作れないかなと考えちゃう癖がつきました。(笑)

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唐津 窯変

2010秋の登り窯作品ができ上がってきました。チャレンジ3回目にして今回やっと唐津釉の窯変が出てくれて良い景色ができ上がりましたよ。作ったのは鉢と丼。鉢の方に良い感じに窯変が出てくれていますね。これまでのチャレンジでは土が薄くて器が変形したり、釉薬が十分に溶けずに白くちちれたりしてなかなかうまくできなったんですよねぇ。

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登り窯 2010春

先週でき上がってきたこの春の登り窯作品。唐津釉をかけて青白い窯変狙っていたけど、鉢の外側にちょっと出たけど、鉢の内側は釉薬が溶けきれず、普通の唐津っぽい感じの縮れになってしまいました。前回の登り窯では、窯変でたけど鉢自体が溶けて変形しちゃって使い物にならなかったりしました。なかなか登りか窯は一筋縄では行きませんね。

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お玉スタンド

陶芸でお玉スタンドを作りました。料理している時に行き場の無くなるお玉や木ベラ、スパチュラとかが置けるようにと、形をちょっと工夫して見ました。一応、手持ちの柳宗理のお玉がフィットするように型紙作ってから陶芸教室で作陶したんですが、でき上がるまでちゃんと使えるかなぁと心配でした。できは見ての通り。^^)

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納豆箸と納豆鉢

お気に入りの箸の塗り直しに向島の大黒屋さんにいったっ時に前から気になっていた納豆箸を購入してきました。納豆箸は納豆をかき混ぜやすいように先が太く全体的に短い感じに作られています。お店のディスプレイでは納豆を入れる小鉢と一緒に展示されていて自分もそんな小鉢があったら良いなと思い、納豆鉢を作る事にしました。その鉢が先週やっとでき上がってきたのでちょこっとお披露目です。手持ちの小鉢や片口もあるのですが、どうも納豆混ぜた後の箸の置き場に困るので今回作った物は箸の収まりが良いように縁を工夫しています。季節も春と言う事で、さくらの絵付けをしてみましたが、なんか納豆入れるにはもったいない感じにかわいくできてしまったので、別の料理でも使ってやろうと考えてます。

納豆鉢1 納豆箸 納豆鉢2

ちなみに、毎日納豆食べるような納豆好きではありません。月に一、二度なんで本当に納豆箸や鉢が必要かといわれれば…..

金継ぎ、完了

取りあえず、金粉もつけて、上塗りもして磨きもかけた。でも、なんか気に入らない。

継いだ部分の仕上げがなんか良くない。もっと細くなって欲しいのに、結構はみだしてしまい、あじが出たと言うより、痛々しい感じになってしまった。多分金蒔きの仕上げの艶出しがもっと、金色になれば違った雰囲気になったかもしれないけど、どうも透漆が濃くつきすぎてるのかなぁ、金色と言うより、赤銅色っぽいよ。

金継ぎ1 金継ぎ2

再利用しています

ろくろを始めた頃にいっぱい作った湯のみですが、やっぱり失敗作もあります。削りで失敗して底を抜いちゃったものがありました。底を埋め直して湯のみとして復活させることもできるそうなんですが、ろくろの出来具合を確認したくて半分に切って断面の確認をしました。結構キチンと厚さも均等に引けているみたいだったので、つぶすのはやめて皿として復活させました。二つに割った湯のみを繫いで、仕切りと足をつけました。織部釉をかけたら結構渋い、珍味皿ができました。両端のかけている感じの部分が底を抜いた名残ですね。

仕切り皿

小皿と箸置き

いろいろな粘土を使っていると、一寸づつ粘土が残るんですよね。何て土だったかわからなくなってしまうので最後には全部混ぜて使っちゃいます。今回は色の違う物が残っていたので、完全に混ぜきらずマーブル模様が出るように練り込んでみました。結構、ざらざら、ぱさついていたので余り凝らずにタタラに延ばして小皿を作りました。土の模様の感じが貝の模様ぽかったので蛤をイメージした形にし、釉薬は土の模様が見えやすい黄瀬戸をつかいました。同じ土で箸置きもセットでつくりました。結構良い模様が出ましたね。

蛤の小皿 小皿と箸置き